自画像的グラフィック作品

自画像#001

この作品より前は幼少の頃のモンスターデザインの経験をもとに
作品を作っていましたが、
作品を作るという行為は究極的には自画像なのではないか?と思い、
直接的に自画像を作った作品です。
中央下部の人物像は自分の写真を自分自身の自分自身に対するイメージとして表現したものです。
実際の自分の写真より自分自身の実態に近いと思って表現したものです。
顔は歪み、眼が4つになっています。
4は信念や正直さというのを数秘術的には意味しているようです。
この頃はそういったものを必要としていたのかもしれません。
外側にも4つの眼が出ており、同じような事を求められているという事かもしれませんが、
手がバックにあり、操作されていると感じているという事を意味しているのかもしれません。
バックの全体はこの頃描いた渦巻きの書道の絵を組み込んだ形になっており、
ユング心理学的な太母性に対する願望を表わしているのかもしれません。
絵の中心には一つの目があり、これは神や宇宙などの意志を表わしています。
それが稲妻のような形で四方に電波を発していて、
私自身にも何かを伝えているという暗示をしています。
胸の中心には同じ眼があって共鳴し合っているという事を暗示していると思われます。
そんな形で自分の無意識による表現を自分で評価しています。
画面周辺が水鏡に映したように波紋になっています。

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